ドラゴンクエストの勇者のように、たくましく生きる。辛いからこそ「手に入るモノ」

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「ドラゴンクエストの世界」と「リアル世界」同じ?

ドラゴンクエスト11が大流行ですね!私も便乗したいですが、まとまった時間をなかなかとれないので手を付けていません・・・

ところで、ドラクエと言えば勇者ですが、勇者は辛い運命を背負っているものですよね。生まれた時から悪に立ち向かわなければいけない事が決まっているのです。冒険の途中では大切な人が死んでしまったり、守りたかった世界が崩壊してしまったりします。しかし、沢山の人や頼もしい仲間に助けれながら、技を覚えたり、真理を知ったりして、力強く成長。そして、魔王を倒すのです。

魔王は存在しませんが、「技を覚えて、仲間を得て、先に進む」というのは、現実世界でも同じです。できるだけ早く技や仲間が欲しい所ですが、すぐには手に入りません。ではどんな時に重要な技や仲間を得るのでしょうか。それはドラクエでもあるように、「障害に出くわした時」です。それも軽い障害ではなく、これまでの行動を全てリセットしなければいけないかと思うほど、重大な障害が立ちはだかった時に救いが現れます。これまでの努力が形なったり、障害を突破する新しい視点を見つけたり、同じ目的を持つ仲間が見つかったりします。「ピンチの時に重大な何かを得る」というのも現実世界と同じです。

 

 

「仲間」のエピソード:ロケット開発「植松努」さんの話。

宇宙開発をしている植松電機の植松努さんという方がいます。(植松電機ホームページ)植松さんはおじいさんの影響で飛行機やロケットが好きになり、中学の頃には飛行機やロケットの仕事をする事が夢になりました。しかし、中学の先生から言われます。「夢みたいな事を言うな。宇宙なんて頭が良くないとダメだ。金もかかるし、別世界の話だ。お前には無理だ。」友達・親からも非難され、一人ぼっちになってしまします。

そんな植松さんを助けた人がいます。ライト兄弟やエジソンなど「本の中の人」でした。彼らは周りから理解されなくても自分の道を突き進んだ人でした。そんな「本の中の人」に支えられ、植松さんは好きな事をどんどん好きになり、得意な事もどんどん伸ばしていき、会社を設立します。そして、初めての会社で大成功を収めます。しかし、調子にのってしまい大失敗。(※本人談)2億円の借金を抱えてしまいます。移動の飛行機ではいつも「落ちてくれ」と願う程でした。

ある時「青年会議所に入ったら売上げ上がるよ!」と言われて青年会議所に入ります。結果的には売上に繋がりませんでしたが、友達ができました。ある日、誘われて児童養護施設にボランティアに行きました。そこにいたのは、親にキズつけられた子供達。親しくなる内に子供達からこんな言葉を聞きました。「また親と暮らしたい」と言うのです。植松さんは衝撃を受けました。「自分をキズつけた親に、また会いたいと、言うのか,,,」と。植松さんはこれまで、人を蹴落としてまでお金を稼いできました。(※本人談)しかし、「お金では何の解決にもならない、何をやっているのだ」と、自分の行動を振り返ります。

学生時代に散々「どーせ無理」と否定され苦しんだ事を思い出しました。そして、「どーせ無理」はどこからきたのか考えると「宇宙かな」との思いに至ります。「どーせ無理」を無くせば、いじめ・暴力・戦争がなくなると思い、だったら「どーせ無理」だと思われる宇宙開発をしてみようとの思い発展します。そして、ロケットを研究している教授に出会います。

植松さんも幼い頃からロケットの仕事をする事を夢見ていたし、勉強していました。ここに来て全てが繋がり、互いに同じ夢を見る仲間に出会ったのです。その後、宇宙開発ができるようになり、今では年に1万人もの子供見学に来てくれるようになったそうです。

エピソードの詳細は、Youtubeの「テッドチャンネル」で見れますので是非ご覧下さい。

 

植松さんの場合、目的は「飛行機・ロケットの仕事をする事」でした。障害は「夢を壊す人」と「莫大な借金」。その時現れた救いは、本の中の「偉人」や「親しい人」でした。そして、「やった事もないのに否定する事は、人の可能性をつぶし、暴力的にしてしまう」という事を知りました。これは、ドラクエで例えるなら呪文?でしょうか。人にうまく使えばプラスに働くし、悪く使えば人を潰すこともできるという強力な呪文です。植松さんはこれまでの経験からその呪文をプラスに使わなければいけないと感じました。すると、ロケット開発をしている「教授」という仲間と出会い、「目的」を到達します。植松さんは「人は足りないから助け合える。想い続けるって大事。」と話しています。

ここで、そもそもの話。「障害」というのは「目的」があって初めて現れるものです。「目的」ができれば、あとは立ち向かうだけで技や仲間が見つかるといっても過言ではないかもしれません。そこで続いては「目的」に関する話です。

 

「目的」のエピソード:レーシングドライバー「井原慶子」さんの話。

レーシングドライバーの井原慶子さんという方がいます。25歳という業界では遅い年齢でデビューしながらも、世界最高峰のレース「ル・マン24時間レース」にも参戦し、女性では初めて完走するという偉業も達成しています。そんな井原さんは、はじめからレーシングドライバーになりたかったわけではありませんでした。

大学時代は、夢も目標も自信も無い中「モーグルスキー」という競技をしており、合宿費用を得る為モデルのバイトしていました。そのモデル仕事の中にレースクィーンがあり、たまたまレースの現場を見る事になったのです。そこで見たのは、生死をかけて「本気で生きる人間」でした。だらだら生きていた井原さん(※本人談)には衝撃の光景でした。1000分の1秒を争って命懸けで仕事するメカニックやエンジニアやレーサー。井原さんは「自分も本気で生きたい!!レーサーになりたい!!」と思います。自分が嫌になるくらい情けない生き方をしていたからこそ、「本気」のレースに惹きつけられたのだと思います。

周囲からは「あんた免許持ってないじゃない!」「女にできるわけがない。」馬鹿にされました。それでも生きる目的「本気で生きられるレーサーなる事」を見つけた井原さんは諦めませんでした。免許もとり勉強もして、4年間バイトで1,000万円貯めて、ヤフーで中古のフェラーリを買って、25歳の時ついにレースに参戦しました。

レースでは高いお金で買ったフェラーリに、これでもかとぶつけられたそうです。それに「怒り」を感じた井原さんはその怒りのエネルギーを利用して早く走れる事を知ります。「ゾーン」でした。結果的にレースでは120台中2位になり、F1でもっとも有名なレーサー、ミハエル・シューマッハから表彰される事になりました。シューマッハからは「どんなに不条理な環境でも自分から順応していけ」というアドバイスを貰い、レースの本場であるイギリスに行くことを決めます。

イギリスでは、様々なレースに出たり、トレーニングをしたりし、「ゾーン」に意識的に入れるようになります。トレーニングでは、早朝ランニング20km、サイクリング100km、筋力トレーニング2時間30分、25mプール100回泳ぐというのが1日の内容で、週に3回から4回程行ったそうです。そして、試行錯誤しながら実力を付け、頼れるチームの仲間ができ、世界最高峰のレースでも結果を出しました。井原さんは、「一度きりの人生、思い切り生きたい」と話しています。

エピソードの詳細は、Youtubeの「テッドチャンネル」で見れますので是非ご覧下さい。

 

井原さんの場合、「目的」が見つかったのは、自分の生き方への迷いがあったからだと思います。「これでいいのか私は,,,」「このまま一生を終えたくない,,,」というような不安や「人生こんなもんだよね」というような半分諦めたような、そんな気持ちがあったからこそ、レースという「本気の現場」に惹かれたのだと思います。目的が見つかる前には「迷いや葛藤」の時期があるという事です。そして、見つかるのは行動している時です。迷っているだけでは目的は見つかりません。とにかく行動する事が大切なのです。

 

最強の「呪文」や「仲間」は辛い時に見つかる。

今回お伝えしたかったのは、辛い状況の時は何かを得るチャンスという事です。「ピンチはチャンス」と聞くことはよくありますが、やっぱりその通りです。紹介した2人の方も、目的の前にピンチの状況だったからこそ、切り抜ける術を手に入れました。

「挫折しましょう」という事ではなく、せっかく挫折したんだから(※その時は辛いですが(^-^;))挫折を力に変えてしまいましょう、という事です。挫折は、目的を見つけ、一生懸命に行動した人のみが辿り着ける「試練」です。奥義習得まではあと少しです。そう考えたら「挫折」サンキューなのです(^-^)

「苦しいから・・・」と逃げればふりだしです。ふりだしから試練までの道のりは長いです。せっかくここまで来たんだから奥義習得して次の旅にいきましょう!とにかくいろいろやってみましょう!ヽ(´▽`)/

 


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